2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

フィジー499ドル

アンシャン・レジームのフランス史研究では必ずといってよいほど目にするロバート・ダーントンの『猫の大虐殺』。これに対して、ロジェ・シャルチエが書評論文「テクスト、象徴、フランスらしさ」("Text, Symbols, and Frenchness", Journal of Modern Hist…

ゲルハルト・エストライヒ邦訳論文リスト

戦後ドイツで最も有名な歴史学者の一人、ゲルハルト・エストライヒ(Gerhard Oestreich, 1910-1978)。彼は初期近代ヨーロッパの新ストア主義、なかんずくその代表者であるユストゥス・リプシウスの研究、またその研究に端を発する「社会的紀律化(Sozialdis…

2019年4月の読書記録

2019年4月の読書記録と題して、4月に読み切ったり論文一本読んだり講読で読み込んだりしている本の感想を書き連ねます。振り返ってみると、近代フランス関係が半分くらいを占めているせいで、自分が近代フランス思想の研究者なのだとうっかり錯覚してしまい…